孫子の兵法

孫子とは「孫子」は中国最古の兵書で春秋時代の軍事家・孫武の示した書物の名であると言われています。
ところが孫子の内容が春秋時代から150年以上後の戦国時代(中国)でなければ書けない文章もあるとされ、戦国時代(中国)の兵法者・孫臏が示したという説が定説となった時期もありました。
ところが孫臏には他に記した兵法書(孫臏兵法と称される)や孫子の内容が全体的に古いこともあり孫武説が自然であると位置付けられることとなりました。
しかし尚も謎が残り、現在では著者は孫武でありながら十三篇の原型は150年以上後の戦国時代(中国)に成立したと言われています。
孫武は斉王・田完の子孫といわれていますが定かではなく自身の生没年も不詳です。
「孫子の兵法書」は「始計」、「作戦」、「謀攻」、「軍形」、「兵勢」、「虚実」、「軍争」、「九変」、「行軍」、「地形」、「火攻」、「用間」の十三篇に分かれています。
武田信玄の風林火山の旗印からも見られるように戦国の世でも非常に大きな影響を及ぼしました。
さらには現在でも通用することから兵法書の最高傑作であるとも言われています。
 
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